ドッチビーも楽しそうだった

今日は球技大会だった。

うちの学校は何故か毎学期やっている。

意味がわからない。

友達に報告する度笑われるのだ。

しかもまた競技もおかしい。

バスケットボールとドッチビーという謎の二択。

そもそもドッチビーってなんだって思う方がほとんどだと思う。

ドッチビーというのはドッチボールのボールが柔らかいフリスビーになっただけのもの。

いや、球技じゃねえじゃん。

フリスビーじゃん。

どうせつまんないんだろうなと思いながら対戦表を見てた。

相手は1年生だった。

イケる。というか勝たないと。

2年がなめられちまう。

そんな訳のわからない2年の重みを背負いながら体育館に行った。

私は普通にバスケットボールだった。

特に得意でもないけど一生懸命やった。

ボールカットばかりした。

気付けば10分間ボールカットしてた。

ゴールしてなかった。

ピピーッと笛が鳴った。

監督の先生が言った。

「はい、試合の結果は18-0で1-4の勝利で〜す」

全然ボールカットの意味無かった。